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新型コロナウイルスXBB.1.5型RBDを発現する
mRNAワクチンの抗原性の異なるJN.1株に対する有効性の検証
東京大学
国立健康危機管理研究機構 国立国際医療研究所
発表者
河岡 義裕(国立国際医療研究所 国際ウイルス感染症研究センター長)
発表のポイント
- 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の受容体結合ドメイン(RBD)のみを発現するmRNAワクチンの有効性を検証した。
- 今回検証したXBB.1.5型RBDのみを発現するmRNAワクチンを、ブースターワクチンとして接種した際に、抗原性が一致するXBB.1.5株のみならず、抗原性が大きく変化したオミクロンJN.1株に対しても、細胞性免疫および中和抗体を誘導した。
- XBB.1.5型RBDのみを発現するmRNAワクチンは、ブースターワクチンとして接種した際に、抗原性が大きく変化したオミクロンJN.1株に対しても、肺でのウイルス増殖を抑制した。よって、本ワクチンは抗原性が異なるウイルスに対しても有効であることが示された。

XBB.1.5型RBD発現mRNAの有効性の検証
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